こんにちは。やさしさまんてん玉出のサービス管理責任者の大兼政(おおかねまさ)です。
今回は、これまで多くの親御さんから寄せられてきた質問について、お話ししたいと思います。
それは、「うちの子は、ただ怠けているだけなのでしょうか?」
という、とても切実な問いです。
不安や焦りの中で、そう感じてしまうのは、決しておかしなことではありません。
しかし、やさしさまんてんでは、最初に必ずお伝えしています。
ひきこもりは、怠けではありません。
それは、脳が「これ以上傷つかないように」と守っている状態なのです。
怒られた経験、否定された言葉、誰かと比べられた記憶や、失敗の積み重ね。
そうした体験が続くと、脳は次第にこう判断するようになります。
「外に出るのは危険だ」
「これ以上、傷つかないように守らなければならない」
その結果、心と身体にブレーキがかかり、
動きたくても動けない状態になってしまいます。
頭では「動かないといけない」と分かっていても、
身体が言うことをきかない
それは甘えではなく、防衛反応なのです。
いちばん苦しんでいるのは、本人です。
動けない状態で、いちばん苦しんでいるのは、実はご本人です。
■動けない自分が情けなくなる
■何もできないことへの強い罪悪感
■同世代を見て落ち込む
■未来を考えると不安しかない
こうした気持ちを、毎日のように抱えています。
それでも外に出られないのは、
意志が弱いからではありません。
脳が「これ以上傷つかせたくない」と、必死に守っているからなのです。
やさしさまんてんが大切にしているのは「安心できる環境」です。
大切にしているのは、脳が「ここは安全だ」と感じられる環境を整えることです。
実際に、日中にゲーム関連の仕事に取り組むことで、
少しずつ生活リズムが整っていったケースもあります。
それが可能なのは、次のような環境があるからです。
■誰かと比較されない
■個別の空間が確保されている
■作業が個別空間で完結されている

■他人の目を過度に気にしなくていい
こうした環境の中で、脳は少しずつ、「ここなら大丈夫かもしれない」
と感じ始めます。
一歩は「安心」の上にしか生まれません。ひきこもりは、「もっと頑張れば解決する」ものではありません。
やさしさまんてんが大切にしている順番は、ただ一つです。
安心 → 行動
安心がないところに、行動は生まれません。
だからこそ、やさしさまんてんでは、
まず「安心できる居場所」をつくることから始めています。

